土づくりと水

土づくり

自然でおいしい野沢菜 本来の味へ こだわりの有機質堆肥

有機質堆肥は、土壌内の微生物を増やすことで、野沢菜に病気を起こす病原菌を押さえ込むことができ、
フカフカの柔らかい土を作り、通気・保水・保肥力を高めて、野沢菜が育ちやすい土壌を整えます。
有機物は土の中でゆっくりと分解されるため、本来持つ土の力を長期的に持続させ、
年ごとに、おいしい野沢菜を育て続けることができる、持続的で健康な野沢菜畑をつくります。

この有機質堆肥を使って栽培した野菜は、通常の栽培に比べて甘みがあり、やわらかく育ちます。

有機質堆肥ができるまで

  1. 原料
    循環型農業の
    実現
    えのき茸のオガクズと鶏糞に樹皮、工場から出た野沢菜などを混ぜ合わせます。(全て地元から出た材料を使っています)
  2. 一次
    発酵
    酵素を使って
    活性化
    原料の撹拌を繰り返すことで、高温発酵をし始めます。温度は60~70℃に保ちます。
  3. 二次
    発酵
    発酵熟成
    一次発酵が終わり、温度が下がっていきます。 ここから多くの有用な微生物を増殖させます。
  4. 仕上げ
    湿度調整
    余分な水分を飛ばして石などの異物を取り除きます。 そして、有機質堆肥「大地」としてパッケージされ農家さんへと出荷されます。

有機質堆肥 大地

鶏糞(30%)エノキダケの残渣(70%)などの動植物有機を基質に、
約10種類の有効菌を培養し、高温発酵させた土壌微生物調整剤。

【堆肥】 内容量 40ℓ
取扱い 有限会社 信州農産(子会社)
問合せ TEL 0268-88-2071 FAX 0268-88-2564

水との出会い

おいしい野沢菜には やっぱり地元のおいしい水

野沢菜漬にとって、水はとても重要です。
自然でおいしい野沢菜にあうのは、やはり、地元の自然でおいしい水。
そして、この地は、昔から「水明の里」といわれるほど豊かな水に恵まれています。

長和町と水の歴史は古く、黒曜石を求めて日本各地から人が集まってきた旧石器時代までさかのぼります。
この地は、黒曜石の産地として歴史に名をとどめるほど有名な場所で、地下深くから岩盤を通って湧き出る水は、
自然と黒曜石によって濾過され、軟水でまろやかな名水です。

竹内の野沢菜漬けは、この土地の豊富な水を、地下約40mの水脈から汲み上げて使用しています。
野沢菜を漬け込むのはもちろん、採れたての野沢菜を冷却するためや、
野沢菜を洗うための水もこの水を使用しています。
採れたての野沢菜の味を保つのに、この湧き水を汲み上げた水がとても重要な役どころを荷っています。

長和町には、町のいたるところに湧き水があり、名水を味わうことができます。昔から水明の里といわれるほど、水に恵まれた場所です。

和田峠にある「黒耀の水」は、旧石器時代から絶え間なく湧き出ている水です。軟水で昔から腐らない水として重宝されてきました。

浄化処理の取り組み

工場では、毎日大量の水を野沢菜の漬け込みや洗浄に使用しています。
美しい地元の自然環境を守るために、最大容量480tの巨大な浄水処理施設を設けて、
工場で使用した水をきれいにしてから、川へ戻しています。
循環型農業を目指す竹内農産の取り組みのひとつです。

  1. 工場で使用する大量の水
  2. バクテリアによる分解
  3. 沈殿槽で上澄み・汚泥の
    2層に分別
  4. 綺麗にした上澄みだけを
    川へ戻す